こんにちは、宮崎県日南市出身のイラスト作家 ゆうです。
毎年、日南市飫肥(おび)で開催されているDENKEN WEEK(デンケンウィーク)というアートイベント、今年初めて見に行ってきました!
今年の開催は終わってしまったのですが、7年続いてきたイベントなのでおそらく来年も開催されると思います。
また行きたい、行ってよかった!と思った素晴らしいイベントでした。写真多めで振り返りますので、興味はあるけど行けなかったという方、ぜひ最後までご覧いただけたら嬉しいです!
「DENKEN WEEK」とは
飫肥 DENKEN WEEKは、日南市飫肥の「重要伝統的建造物群保存地区(デンケン)」で毎年秋に開催される祭典です。
舞台は飫肥城周辺。国内外のアーティストによる周辺由緒施設を活用したアート展「DENKEN ART」の他、ワークショップなど様々な芸術を見たり体験できる、貴重なイベントです。
※今年は2024年11月23日(土)~12月1日(日)までの開催でした。
初めてのDENKEN WEEK参加!どこをどうやって回るのか?
飫肥城下の観光駐車場内にある案内所で、どの建物にどんなアーティストさんの作品が飾られているか書かれている、マップをもらいました。
観光駐車場から無料シャトルバスも出ていますが、私はゆっくり見たかったのでマップを見ながら徒歩で回ることにしました。
歴史的建造物で行われた、芸術作品の展示
DENKEN WEEK:豫章館(よしょうかん)での展示
まず向かったのは観光駐車場から歩いて3分程の豫章館(よしょうかん)。明治2年に造られた藩主伊東家の住まいだった建物です。
台湾のアーティスト・鄭致廷(ティン)さんという方の作品が展示されていました。
海外のアーティスト作品も見れるなんて、グローバルな一面もあわせもつイベントなんだ!とワクワクしました
DENKEN WEEK:御数寄屋(おすきや)での展示
御数寄屋は豫章館の奥にあります。
台湾のゲストアーティスト・邱敬婷(キュウ)さんの、伝統的な染色織物を使用した作品がみれました。
実際に織っている姿も、見させていただきました(撮影許可を得ています)
DENKEN WEEK:小村壽太郎生家での展示
飫肥出身の偉人といえば!小村寿太郎氏の生家でも芸術作品とのコラボが見れました。
台湾からの招待アーティスト・林戎依(ルメイ)さんの壮大な作品
台湾原住民アミ族の樹皮布の制作過程。公開制作されていました。
DENKEN WEEK:藩校振徳堂での展示
小村寿太郎氏の学び舎でもあった振徳堂(しんとくどう)。
福岡県の中村禎仁さんの「紙サラダ」という、紙のなかで遊没入型体験アート作品
部屋一面に散らばったこの紙すべて、コピー用紙だそうです。 こんなのありなの!?と驚いた、個人的に一番インパクトがあった芸術作品でした!
DENKEN WEEK:旧山本猪平家
旧山本猪平家には、宮崎県出身のアーティストさんの作品が展示されていました。
西都市の大野哲史さんの作品。和室に可愛らしいテイストの作品がイレギュラーな感じで目を引きました。
日南市の黒木南々子さんの作品
見ごたえのある大きな作品に加え、壁やふすまにも銀杏をちりばめていて、空間全体を使った独自の世界観に見惚れました
えびの市の入江万理子さんの作品。どれも色鮮やかで眩しいほど美しかったです!
他にも数か所作品展示されている由緒施設がありましたが、時間が足りずに回りきれませんでした。
「飫肥 DENKEN WEEK2024」感想まとめ
わたしは日南市飫肥出身で、ずっと地元飫肥で開催されている「DENKEN WEEK」が気になっていました。
今回初めていくことができて、由緒施設とアートの融合がとっても素敵だなと感じました。今まで自分が知らなかった飫肥の魅力も発見できた気がします。
秋空の下、城下町を歩きながらアート巡り。シャトルバスだと25分で回りきれるみたいですが、実際1か所ずつ回っていると25分じゃ全然足りないと思います。
(私は徒歩で回って3時間ほど滞在していました)
土日は在廊されているアーティストさんも多いので、じっくり絵をみたりお話を聞いてみたい方は、歩いて回るのがおすすめです。
アートが好きな方、興味がある方。来年DENKEN WEEKが開催された際は、ぜひ飫肥の歴史的建造物とアートの融合を楽しみに訪れてみてください!
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